東洋医学とは…?
一般的には中国を起源とする伝統医学をいい、広義にはアジア圏の
代表的伝統的医学です。
イスラム教・ヒンズー教・中国系・チッベト、モンゴル・仏教系などを
母体にしており、近代西洋医学をデジタル系イエス・ノーの世界として
比較すると、
東洋医学の領域は、アナログ系ゆらぎ・不思議などの見えない世界を含みます。
その特徴は病気中心ではなく、
一貫して人間を中心とした生命観・疾病観・病理観の上で治療法を持ち、
日本では漢方医学と中国医学から体義化された「中医学」が中心となります。
内容を簡単に言うと、漢方薬や鍼灸・気功・養生法・音楽、運動、
精神療法・色彩療法等多種に渡ります。
いずれにしても当院では、患者さんの状態や体質、症状にあわせて、
西洋医学と東洋医学の良いところを取り入れて、総合的な治療を行っています。
例えば、化膿止めや痛み止めのお薬を処方する時には、
O-リングテストという東洋医学の手法を用いて、
患者様一人一人に合ったお薬をお出ししています。(漢方薬ではありません。)
■ O-リングテスト(Bi-Digital O-Ring Test)
O-リングテストとは、
身体を使って対象物が良いか良くないかを検査する方法です。
器具や道具は不要で、場所を問わずどこでも自分にとって良いものか、
そうでないかが検査できます。
良いか、良くないかというのは、「自分の身体に調和するか否か」という事です。
元々アプライドキネシオロジーという運動生理学や人間工学、
生体力学や神経化学などの学問から端を発しています。
正式名称は「バイ・ディジタル・オーリング・テスト」で、
腕力の強弱を利用した診断方法が指の力でも診断可能とされ生まれました。
O-リングテストの方法
患者が指で輪を作り、診断者も輪を作って
患者の輪を両側から引っ張り、
離れるかどうかで診断するというもので、
これは神経学や免疫学、脳科学などれっきとした科学的根拠に基づいて開発された方法です。
自分に有効な薬を知るために各種薬品や漢方薬などを手に持たせて、
その時に指の力が最大限に強くなったものが
治療効果の最も高い薬だと判断することができます。