例えば、体を極度に緊張させて身構え、少しの刺激も見逃すまいと
全身のアンテナをピリピリと張り巡らせている状態や、
心臓が張り裂けんばかりにドキドキして、
何をされるのかわからないといった不信感でいっぱいの精神状態の時。
これでは、たとえソフトに手で触れたとしても、触れただけで痛みを感じたり、
体を極端に動かして、過剰な反応を示してしまいます。
こんな状態では、どんなに腕が良い歯科医師でもお手上げです。
反対に、精神的に最もリラックスした状態であり、
これからする治療内容を理解していて、医師を信用し、
体が弛緩した状態であれば、あらゆる刺激に対して鈍感になります。
このように、体と心の状態ひとつで、天と地ほどの違いが現れてしまいます。
そのため、治療に入る前に、リラックスさせるためにツボを利用した通電や、
オープンハート・金銀色彩療法などの処置に加えて、
納得するまでの会話やコミニュケーションを重視した治療を行っています。
麻酔を必要としない程度の虫歯を治療するときにも、
敏感な方で、痛みを感じる方がいらっしゃいます。
そのような場合には、麻酔の注射をします。
麻酔の注射の針を刺す前に、表面麻酔という感覚を鈍くするお薬を
口腔内に塗ることによって針をさすときの痛みをやわらげます。
※痛みの感じ方には個人差があります。
なるべく痛くないよう処置を致しますが、
まったく痛みを感じないで治療できるとは言い切れませんので御了承下さい